ミッシェル・グラシア

先週末は珍しく二日連続休肝日をとった。
そんな土曜の早朝、ふと目が覚めた瞬間、
ゴッと音がして家がガタガタ揺れだした。
いつ激しい揺れに変わるかと身構えながら、
じっとしておくしかなかった。

幸い、窓辺に並べたワインボトルのコレクションも、
棚のワイングラスも無事だった。

でもいざというときに備えて、非常グッズくらいは準備しておかねばと実感したのだ。
そのセットの中には、一本、いや、二本くらいワインを入れておこうかな、重いけど。

きっとその二本のうちの一本は、ボルドーならばサン・テミリオン。
それくらいこの地区のワインには信頼感がある。

De Nerville Gracia 2009

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サンテミリオンで近年増えているガレージ・ワイン(格付け外でも高品質な少量生産ワイン)。
その中でも最上と言われるシャトー・グラシアのサードワイン。
オーナーのミッシェル・グラシア氏の本職は歴史的建造物の修復で、
有名シャトーの修復も手掛けており、その縁で大物オーナーたちと親交を持つようになり、
ついには自分でワイン造りを始めてしまったのだという。
なんともいかしたストーリーである。

サードワインといえど値は張る、
ドタバタで疲れた身体を癒すべく、心して開栓。

メルロ主体で、カベソとカベフラも少々入っているよう。
Alc.14%

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赤紫を帯びたガーネット
粘性やや強め
カシス、バニラの甘い香りと燻した葉やメンソールタバコのような清涼感もあり。
アタックは中程度でとてもまろやか
柔和な酸、シルキーなタンニン
サンテミリオン好きである理由のひとつ、コクもたっぷり
滑らかな余韻が長く続く。
口の中を引く波のように潤しつつ均してくれるイメージ

緻密な舌触りが、鶏肉なんかのぷりっとした歯ごたえに合いそう。

いつか、グラシア、呑んでみてぇー!のだ。
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by CH_UZMAN | 2013-04-15 13:01 | ボルドー