ミュスカにしますか。

Dopff & Irion Muscat 2010
ドップ エ イリオン ミュスカ

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前記事に引き続きヴァン・ダルザスなのだ。
これまた上質指定4品種のひとつ、ミュスカ。
いわゆるマスカットで、世界中に多くの変種をもつ。
アルザスのミュスカはMuscat d'Alsace ミュスカ・ダルザスと呼ばれる。
ちなみにミュスカは、黒葡萄のピノ・ノワール、指定品種以外の白葡萄(ピノ・ブラン=クレヴネル、シルヴァネール)も含めた、アルザスの主要品種の中で栽培面積が最小(シェア約2%)の葡萄。

エチケットによると、このワインはアルザスのHaut-Rhin オー・ラン県、Riquewihrリクヴィールという村で生まれたらしい。Haut-Rhinはライン川の上、つまりライン川上流、とても分かり易い名前。

実は数日前、このワインの2005年をハーフボトルで購入したのだが、
コルクはやや傷み気味で、大丈夫か…?
熟成した琥珀色、香りを利くと、あらら?
ブランデー臭、口にすると酸化して酸っぱい酸っぱい。
かなり痛い目をみたのだが、それも良い経験とするとして。

これなら大丈夫と気を取り直して2010年を。

淡いレモンイエローの外観。
ディスクはやや厚め。粘性もある模様。
まさにマスカットのようなフルーティーな香り、メロンソーダのような清涼感を漂わす甘い香り。
少しミネラル感もあるのがアルザスの特徴だろうか。
あまり深みは感じ取れないスカッと爽快な印象。
口に含むとはちみつレモン(はちみつ少なめ)の味わい。
最初に少しの甘み、その後、柔らかく豊かな酸。
余韻はそれほど長くなく、香り同様フレッシュでフルーティー。

冷やしてスッキリ。
温度を上げれば甘みが増してまったり。
どっちでも楽しめそうなワインなのだ。

ゲヴュルツに続けて飲むとなんだかアルザスに親近感が湧いてきた。
アルザスに行きたい、旅がしたい。
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by CH_UZMAN | 2013-01-30 20:43 | アルザス

ゲヴルツとラミネル

Ernest Preiss Gewürztraminer 2011
エルネスト・プライス ゲヴュルツトラミネル

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ついにきました、ヴァン・ダルザス。
今まであまり飲んでこなかった地域。

そういや神の雫35巻では、アルザスのワインと料理のマリアージュが取り上げられていた。

ついでに、アルザスについて勉強しとくのだ。この姿勢が大事。
東にライン川が流れ、西にはヴォージュ山脈が連なるフランス北東部の地方。
そのヴォージュ山脈の斜面に葡萄畑が連なる。
山脈が大西洋からの湿った空気を遮り、降雨量はフランスでも最も少ない(年間500〜600mm)。
河を渡れば向こうはドイツ。
ドイツでも栽培される品種を使った白ワインがほとんど。

《上質指定4品種》
リースリング
ゲヴュルツトラミネル
ピノ・グリ
ミュスカ・ダルザス

AOCアルザス・グランクリュは51の指定Lieux-dits リューディ(小地区)において糖度や収穫量などが一定基準を満たすことで名乗れる。
またグランクリュは上記の上質指定4品種のうちの1品種を使い、手摘み収穫を義務とする。

あとは遅摘みワインだとか粒選り摘み貴腐ワインだとかあるけども、そこらへんはまた飲む機会に。

さてさて、このワインは4品種のうちのひとつ、ゲヴュルツトラミネル。
トを平仮名にしたらドイツかどこかのおとぎ話か小説の題名みたい、そんな(?)葡萄を使ったワイン。Alc.13%

淡いイエローの外観。粘性も高くディスクは厚め。
白ワインにしては強烈にさえ感じる豊かな香り。
黄桃やライチ、和梨に蜂蜜、ミネラルというか、やや科学的なニュアンスがある。
口に含むとまったりとした粘り気のある舌触り。
神の雫では“グリップ”と表現されていたけど、舌にまとわりつくような甘みとコク。
バランス良く酸も感じられるので甘すぎない。
その後にほろ苦さもある余韻が長く続く。

前の記事の白は、食事に合わせてこそと書いたけれど、
こいつは、食事だけでなく、食後もいつまでも飲んでいられるワイン。
実際、ただ今、食後にゆっくりと飲みながら記しているところ。
ワイン一本で楽しめる、そこは自分好みなドイツの濃厚辛口白に通じる部分がある気がした。

ゲヴュルツの特徴が少しは掴めただろうか?
まだまだだろうな、私の舌はバカボンなのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-27 21:23 | アルザス

スペイン白の原点

Cune Monopole Blanco 2011

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ビウラ100%

ビウラ(Viura)は瓶内二次発酵のスパークリングワイン、カヴァに使用されるマカベオ(Macabeo)のリオハでの呼び名。

この前Imperial飲んだ、スペイン最古のワイナリー、北部地方リオハのクネさんとこの白ワイン。
“1915年、特定銘柄の白ワインとしてスペイン国内で初めてリリースされたのが、この「モノポレ」”
だとか。そんな歴史あるワインがまさかの1000円台ですって。ほんまかいな?いやまあ信じるけど。

色は薄いレモンイエロー。透明に近い。
香りは洋梨、リンゴ、白い花、メントールの爽快感。
味わいはドライでフレッシュ。酸味は穏やか。
全体的に軽めで、甲州に近い気がした。
和食に合わせたい。

濃厚ミネラル系の白が好みなので最初はとにかく物足りなかったが、
2日3日と小分けで飲んでいくと、舌が繊細な味わいを感じられるようになったのか、
なかなか美味い。

日本酒好きな人でもいけるんじゃないかな。
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by CH_UZMAN | 2012-11-08 22:30 | スペイン