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Sarget de Gruaud Larose 2010

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サン・ジュリアン2級格付け、
グリュオー・ラローズのセカンドワイン。
ずっと気になってた銘柄。

若々しいガーネット色。
カシスやブラックベリーに、カカオの香り。
酸味と渋みもバランス良く豊か。
香ばしい余韻が長く続く。
安心して飲める、王道的な味わい。
まだまだ若さに溢れるし、
何と言ってもグレートヴィンテージの2010、
ポテンシャルを感じる。
もう一本買って寝かせてまた飲みたい…。

そして、毎回言うけど、ほんまはセカンドじゃなくて、
正真正銘のグリュオー・ラローズが飲みたいのだ。

# by CH_UZMAN | 2013-11-01 22:20 | ボルドー

Tenuta San Pietro Gavi il Mandorlo 2011

久しぶりの更新。
ワインエキスパート、合格したのだ。
またぼちぼち再開するとする。

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麦茶色のボトルに惹かれて購入。
中身がこの色だったらなかなかの変態ワインだ。

そんな如何わしい期待は裏切られ、
色は若々しいイエロー。

香りはグレープフルーツ、豊かなミネラル、バナナのような甘い香りも。

味わいはフレッシュかつ、ほろ苦ミネラル。
微妙なたとえだが、かいわれ大根かじったみたいな。
ボリュームもなかなか。
余韻に混じるクセ者的な風味が結構好きな味わい。

いい値段してるもんね。
美味なのだ。

# by CH_UZMAN | 2013-10-11 22:52 | イタリア

ロックなやつ

Chimeny Rock Elevage 2002

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ようやく梅雨らしい天気になってきた。
雨が降って涼しいので、ここぞとばかりに酒庫(段ボール箱)から取り出した。
ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨン。
とっておきのやつなので、暑くなる前に。

ややレンガ色をおびたガーネット。
カシス、黒胡椒、バタートーストなどの濃厚で甘い香り
味わいは柔らかで優しくもタンニンは豊富。
ボリューム満点で甘みも感じる。

ロックつながりもあるけれど、
60、70年代のロックに合う感じ。
ちょっとクネッとするような、甘い感じのロック。
The Kinksの『You Really Got Me』が思い浮かんだ。
カベルネ・ソービニヨンには、ビートのきいたクラシカルなロックが合うよね。
ってまだまだ語れるレベルではありませんが。

奮発してスーパーで買ったステーキ(赤札だけれども)にもさすが抜群の相性。
また美味い肉を食うときのためにもう一本用意しておきたい。

いやー、これは久々に、ガツンときた。
まぁ値段が値段ですもの。
自分の味覚の指標のためにも、定期的にこういうワインを味わっておくことが必要なのだ。

# by CH_UZMAN | 2013-06-20 21:24 | アメリカ

即席ロゼ

Domaine Maby Cote du Rhone Variations Blanc 2011+Rouge 2011

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今回はちょいと趣向を凝らした、とは言ってもある意味邪道?な楽しみ方。

ローヌの自然派ドメーヌの赤白。
完全有機栽培で、なんでも、あの、ロマネ、コン、ティ、と、同じ、農法だとか。
信じるか信じないかはあなた次第…。
いずれにしろ、そこまでこだわってつくられたワインが千円台ってのは世の中分からないもの。
両方買って同時に開ける。

まずは白から、グルナッシュ・ブラン70%、ピクプール30%.
淡いレモンイエロー、粘性はややある。
香りは、柑橘とはちみつ、メロン、ハーブ。
石灰、チョークを思わせるしっかりとしたミネラル。
硬質なミネラル感と、リッチな果実味とともに詰まった味わい。
後味に残るまろやかさに、14.5%というアルコール度数もうなずける、
和食に合いそう。

続いて赤。
グルナッシュ40%、ムールヴェードル35%、カリニャン20%、シラー5%。
若々しさ溢れる、紫おびたガーネット。
プルーンのような濃縮感溢れる香り。
フレッシュな果実感が強く、ピノを強力でややスパイシーにした感じ。
味わいは豊かな酸味とストレートな果実味を、コクがまろやかに包み込む感じ。
これもAlc.14.5%で余韻に相応の高いボリューム感と甘みも感じる。
脂の乗った豚肉、鶏肉とかに合いそう。


ここで私は考えたのだ。
せっかくの同じドメーヌ。
どちらもグルナッシュ主体で、度数も同じ。
こやつら、混ぜると危険…ではなく、美味しく変身するのではなかろうか。
てなわけで、白にちょびっと赤を混ぜてみた。
ほんのちょっとで、軽口の赤一歩手前くらいの、即席ロゼの出来上がり。
グラスをまわして呑んでみる…。

たららーたーらーららーたらーらららーらーらーらー

なんと言うことでしょう。
白ワインのフレッシュ感に、赤ワインがもたらす果実味とコクが見事にマッチし、
お互いの良い部分を引き出しつつ、美味しいロゼになったではありませんか。

濃さを調節しつつ、スーパーで買ってきた黒酢風味の酢豚とも相性ぴったり。
これはなかなかの発見だった。
二本で三度美味しい。
さらに、自分で濃さまで調整できる美味いロゼ。
1+1=3にも、4にもなる、そんな楽しみ方。

初めて言及するけども、筆者は未熟者ながらワイン販売の仕事に従事している。
すなわち、こやつらは週末に売るべく買って帰ったワインなのだ。
これは是非、接客販売で使えると思い、実際に試してみた。
結果はなかなか好評で、赤白セットで売ることができ、
次の週にはリピーターの方までいらっした。

こういう自由な発想で、新たな楽しみ方を提供するのも自分の仕事であるなと、改めて心得た。
生産者の思いとともにワインは瓶詰めされ、その間も熟成し、育っていくものではあるけれど、
それに対して、新たな価値を創造して上乗せすることが、
我々店頭販売に従事する者に与えられた使命であり、楽しみでもあるのだ。

なんだか熱くなってしまったが、
これもVINOだ。

# by CH_UZMAN | 2013-06-04 00:24 | ローヌ

世界一のビール

久々なのにビールなのだ。
まぁ、更新してない間もこれでもかと言うくらいワインは飲んでたのだがね。
その間に一気に暑くなり、そろそろ白ワインが増えてきそう。

今日は気分転換にイタリアのビールが飲みたくて酒売場を回っていたところ、
“世界一のビール”“入手困難、幻のビール”なるキャッチフレーズで目にとまったイタリアのビール。

Menabrea
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名前は知ってた。
でもイタリア行った時はモレッティ、ペローニくらいしか飲んでない。
メナブレアはイタリアでも入手困難だという。
こんなに簡単に手に入ってええのん?
まあ何はともあれ開栓。

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泡立ちはきめ細かく、長くは残らない。
綺麗な黄金色。
ピルスナータイプ??
爽やかさと、ほんのり甘いバニラのような香りも。
口に含むと舌の前半分にぴりっとスパイシーな感覚。
繊細な泡の感触。
キレがあって、クリア。ええ水使ってまっせ。
良い具合の香ばしさで、苦みは残らない。

のみやすくって、深みもある。
世界一?うーん、どうでしょう?
でも、美味しいのは確かなのだ。
次は是非、イタリア料理とともに。

# by CH_UZMAN | 2013-05-27 22:37 | ビール