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鹿野酒造 常きげん 山廃仕込純米酒

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ワールドカップばドイツの優勝で幕。メッシの大会にならず、ちょい残念。
それにしてもドイツは文句なしで完成型、堅いね。
二時間半睡眠からの4時起きで、そのまま早めの出勤しーの、働きーの、残業しーの、帰って晩酌。

プロフェッショナルで特集された杜氏、農口氏の酒造りを受け継ぐ一本。

山廃仕込というのは、山卸廃止酛(酒母)を使用する仕込法。
山卸(米をすりつぶす作業)を廃止し、乳酸菌を人工的に添加することなく、
天然の乳酸菌の力で酒母を造る方法である。

って知ったげに書いたものの、まだ良く分からん。
いわばより手間ひまのかかった、オーガニックな酒造りの方法なのかな。
やや癖がありげなイメージ。


色はじんわり山吹色。
甘みよりも酸が強めに主張する、まだ熟していない果実、
メロンの皮に近い部分のような、やや清涼感も感じる香り。
味わいは豊かな酸とキレのある辛口。
スパッと斬りつけられたあとにキュッと引き締まる、柑橘のようなほろ苦いニュアンスもあるようだ。
ワインで言えばソーヴィニヨン・ブラン系。
コシの強さも感じられ、飲み応えもある。

なぜか、Smooth Criminalという単語が脳裏をよぎる。
タモリ倶楽部の空耳アワードの名作、パン!茶!宿直!もついでに思い出す。

マイケル・ジャクソンのダンスようなキレのある、コシの効いた日本酒ということなのか。

どんな相手でもスパッと斬ってしまう、必殺仕事人的な酒である。

洋食にも合いそうなのだ。

# by CH_UZMAN | 2014-07-14 23:47 | 日本酒

林本店 『百十郎』青波

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久しぶりの更新。まさかの日本酒。

Blue Waveと言う名のJapanese Sake。

サッカー日本代表は残念ながらBlue Waveを起こすことなく世界の舞台から去ってしまいましたが、私の中で日本酒のWaveが起こりつつあります。

元日本代表の中田英寿氏は、今や日本酒の世界にのめり込み、大会期間中のブラジルで日本酒BARを開いているとか。

やはり日本人である限り、自国の酒を識らずして、他国の酒を語ることはできまいと、一念発起で今まで若干の苦手意識と、年とってからでいいかな、なんてイメージがあった日本酒に手を伸ばし始めた次第。

一度見たら忘れられない、歌舞伎役者の顔のラベルが強烈な、林本店の百十郎シリーズ。他にも赤面、黒面と言った、様々な“ツラ”がリリースされている模様。

百十郎というネーミングは、酒蔵の地元、岐阜県各務原に実在した市川百十郎という歌舞伎役者にちなんだものらしい。

さてこの表情とは裏腹に涼しげな佇まいな青面のお味はというと、

フルーティで、シュガーシロップ、メロンのような甘い香り。

キュッと口中を引き締めるような強めの酸のあとに、しっかりとした旨味とコクが感じられ、真夏に食べるスイカのように止まらなくなりそうな酒である。

日本の酒ももっと飲まねばならん!

のだ。

# by CH_UZMAN | 2014-07-12 01:41 | 日本酒

Amododa 2009

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プラッツ氏のジョイントベンチャー南ア編。
ANWILKAのサードワイン。
エチケットの大きな3はプラッツ氏を含む3人の造り手を表しているらしい。
サードワインって意味も兼ねてるのかな?

南アフリカはここ数年チリに台頭するかのごとく、安ウマ増えてるよなぁ。

カベソ77%、メルロ14%、シラー9%。

濃い赤紫。
香りはカベソの青っぽさと、しっとりとした果実の香り。
前に飲んだときはあまりの渋さに驚くほどだったが、
今回はやや強いなといった程度の印象で、
余韻の果実味たっぷりで、いやはや美味いじゃないか。
さすがプラッツさん。

半分残してバキュして2日後飲んでまたびっくり。
甘みが増してタンニンもすっかり落ち着いている。

これはおすすめできるレベルなのだ。
プラッツさんに外れなし。

にしても、遠いアフリカ大陸の南端で、
男たちのロマンと共に生まれたワインを飲んでいる、
それを思うだけで結構な幸せ。

# by CH_UZMAN | 2013-11-20 19:02 | 南アフリカ

Refola 2001

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試験合格のご褒美として頂く。
ヴェネト州、
陰干しカベソにメルローのブレンド。
調べてみるとジローラモのイチ押しワインらしい。

淵にややレンガ色を帯びた濃いガーネット
バターのような香ばしく甘い香り
味わいはビターチョコ。
酸味は穏やかでタンニンしっかりあるけどザラつかない。
濃厚で分かり易い美味しさ。
これはおすすめしやすいな。

美味い。
今まさに飲み頃だけど、
もう少し立ってからより落ち着いて美味くなりそうな気もする。

アズーリなエチケットも好い感じなのだ。

# by CH_UZMAN | 2013-11-15 22:02 | イタリア

Prazo de Roriz 2009

メドック格付け2級、Saint-Estephe村、Ch. Cos d'Estournelの元オーナー、
Bruno Prats氏がポルトガルで手掛けるワイン。

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濃い赤紫色。
豊かなベリー系の香り。
口当たりはとにかくクリーミー。
ぎっしり詰まった果実味と、乳製品を思わせるようなまろやかさ。アルコール14%のボリュームも十分に感じる。
タンニンは穏やかに長く続く。
飲みやすく、飲みごたえもある。

パンにブルーベリージャムを塗って合わせてみる……うめぇ。

口の中で引きたつ甘さに、思わずニンマリ(©ブラマヨ吉田)。  誰の前にだしても恥ずかしくない、自慢の息子みたいな、そんなワインなのだ。

# by CH_UZMAN | 2013-11-07 22:35 | ポルトガル