ピュイ姫

Gill Chollet Poully Fume 2011
ジル・ショレ プイィ・フュメ

毎度、下らぬタイトル、あいすみません。
年明けからの倦怠感を理由に最近はフランスの白ワイン産地巡りとなっているのだが、
そろそろ赤も解禁しようかなと思い始めているところ。
その前に飲んでおきたかったのがソーヴィニヨン・ブランから作られるロワールの辛口白、プイィ・フュメ。

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ロワールワインもほぼ未開。
前にカベルネ・フランのソミュール・シャンピニー(赤のみのAOC)を飲んで以来である。

プイィ・フュメはロワール河上流のサントル・ニヴェルネ地区に属する、白ワインのみのAOC。
ロワール河の右岸(上流からみて)に位置し大陸性気候。
同地域にプイィ・シュル・ロワール(Chasselas シャスラ100%の白)も存在する。
対岸の左岸には同じくソーヴィニヨン・ブランの白で有名なサン・セールがある。サン・セールでは、少量ではあるが赤、ロゼも生産されている。

さて、勉強したところで、早速飲むのだ。

淡いイエローで粘性は中程度。
柑橘やはちみつの豊かな香りに、グラスをまわすと、そら豆を思わせる緑の香り。
ソーブラの特徴としてグリーンアスパラが用いられるようだが、個人的に思い出したのはそら豆。
それから夏の河原の石と例えたいような、ミネラル。
口にすると思ったよりぐっとくる強めのアタック。
酸味と搾った柚子のような濃厚な果実味とやさしめの苦み。
柑橘類の内皮を食べたような青臭さを伴い、後味はちょっとぴりぴりくる。
薄めの白ワイン続きで、舌も少しは繊細になってきたかな。

スーパーで安売りのにぎり鮨と合わせて。
とてもさわやかでそれなりにボリュームもあり、飽きない。
美味しいワインだったのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-31 23:37 | ロワール

ミュスカにしますか。

Dopff & Irion Muscat 2010
ドップ エ イリオン ミュスカ

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前記事に引き続きヴァン・ダルザスなのだ。
これまた上質指定4品種のひとつ、ミュスカ。
いわゆるマスカットで、世界中に多くの変種をもつ。
アルザスのミュスカはMuscat d'Alsace ミュスカ・ダルザスと呼ばれる。
ちなみにミュスカは、黒葡萄のピノ・ノワール、指定品種以外の白葡萄(ピノ・ブラン=クレヴネル、シルヴァネール)も含めた、アルザスの主要品種の中で栽培面積が最小(シェア約2%)の葡萄。

エチケットによると、このワインはアルザスのHaut-Rhin オー・ラン県、Riquewihrリクヴィールという村で生まれたらしい。Haut-Rhinはライン川の上、つまりライン川上流、とても分かり易い名前。

実は数日前、このワインの2005年をハーフボトルで購入したのだが、
コルクはやや傷み気味で、大丈夫か…?
熟成した琥珀色、香りを利くと、あらら?
ブランデー臭、口にすると酸化して酸っぱい酸っぱい。
かなり痛い目をみたのだが、それも良い経験とするとして。

これなら大丈夫と気を取り直して2010年を。

淡いレモンイエローの外観。
ディスクはやや厚め。粘性もある模様。
まさにマスカットのようなフルーティーな香り、メロンソーダのような清涼感を漂わす甘い香り。
少しミネラル感もあるのがアルザスの特徴だろうか。
あまり深みは感じ取れないスカッと爽快な印象。
口に含むとはちみつレモン(はちみつ少なめ)の味わい。
最初に少しの甘み、その後、柔らかく豊かな酸。
余韻はそれほど長くなく、香り同様フレッシュでフルーティー。

冷やしてスッキリ。
温度を上げれば甘みが増してまったり。
どっちでも楽しめそうなワインなのだ。

ゲヴュルツに続けて飲むとなんだかアルザスに親近感が湧いてきた。
アルザスに行きたい、旅がしたい。
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by CH_UZMAN | 2013-01-30 20:43 | アルザス

ゲヴルツとラミネル

Ernest Preiss Gewürztraminer 2011
エルネスト・プライス ゲヴュルツトラミネル

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ついにきました、ヴァン・ダルザス。
今まであまり飲んでこなかった地域。

そういや神の雫35巻では、アルザスのワインと料理のマリアージュが取り上げられていた。

ついでに、アルザスについて勉強しとくのだ。この姿勢が大事。
東にライン川が流れ、西にはヴォージュ山脈が連なるフランス北東部の地方。
そのヴォージュ山脈の斜面に葡萄畑が連なる。
山脈が大西洋からの湿った空気を遮り、降雨量はフランスでも最も少ない(年間500〜600mm)。
河を渡れば向こうはドイツ。
ドイツでも栽培される品種を使った白ワインがほとんど。

《上質指定4品種》
リースリング
ゲヴュルツトラミネル
ピノ・グリ
ミュスカ・ダルザス

AOCアルザス・グランクリュは51の指定Lieux-dits リューディ(小地区)において糖度や収穫量などが一定基準を満たすことで名乗れる。
またグランクリュは上記の上質指定4品種のうちの1品種を使い、手摘み収穫を義務とする。

あとは遅摘みワインだとか粒選り摘み貴腐ワインだとかあるけども、そこらへんはまた飲む機会に。

さてさて、このワインは4品種のうちのひとつ、ゲヴュルツトラミネル。
トを平仮名にしたらドイツかどこかのおとぎ話か小説の題名みたい、そんな(?)葡萄を使ったワイン。Alc.13%

淡いイエローの外観。粘性も高くディスクは厚め。
白ワインにしては強烈にさえ感じる豊かな香り。
黄桃やライチ、和梨に蜂蜜、ミネラルというか、やや科学的なニュアンスがある。
口に含むとまったりとした粘り気のある舌触り。
神の雫では“グリップ”と表現されていたけど、舌にまとわりつくような甘みとコク。
バランス良く酸も感じられるので甘すぎない。
その後にほろ苦さもある余韻が長く続く。

前の記事の白は、食事に合わせてこそと書いたけれど、
こいつは、食事だけでなく、食後もいつまでも飲んでいられるワイン。
実際、ただ今、食後にゆっくりと飲みながら記しているところ。
ワイン一本で楽しめる、そこは自分好みなドイツの濃厚辛口白に通じる部分がある気がした。

ゲヴュルツの特徴が少しは掴めただろうか?
まだまだだろうな、私の舌はバカボンなのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-27 21:23 | アルザス

白ワインはベランダで冷やすに限る?のだ。

Paxis Arinto 2010

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寒すぎてベランダに置いてたらワインもすぐ冷える。
ってことで今宵は白な気分なのだ。

ポルトガルの首都リスボンがあるリスボア地方の辛口白。
土着品種アリント。
Alc.12.5%

淡いレモンイエローの外観。
リンゴや洋梨の香りにミネラル。
豊かな酸味が目立つ味わい。
フレッシュでフルーティ。少し苦みも感じる。
酸の他はやや主張に欠け、特筆するものはなし。
可もなく不可もなく…。

スーパーで安くなっていた寿司とわかさぎの南蛮漬けに合わせる。
フレッシュな白は、食事に合わせてこそ、なのだ。

ポルトガルの白は初めて飲んだけど、やっぱ赤かなぁ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-26 23:52 | ポルトガル

寒さに負けず

Ch. Landure AC Minervois 2007

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フランス・ラングドック地方のAOC、ミネルヴォワの自然派ワイン。
詳細は割愛するが、有機農法よりもう一歩進んだかなり徹底した自然栽培のワインらしい。
シラー40%、グルナッシュ30%、ムールヴェードル20%、カリニャン10%。
Alc.14%。

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色はやや黒みを帯びたガーネット。

ブラックベリーとスパイス、メントールやなめし革、大豆のような香りも。
味わいは酸が豊かで苦みとコクもあり、深みがある。

つまみにはハード系のこってりしたチーズが合いそう。

二日目が驚くほど美味かった。
酸は丸みを帯び、香りも深みを増していた。

この価格では結構なハイパフォーマンスだと思う、
自分のコンディションがいまいちなのが悔やまれる。
それでも二日目は特に口当たりも優しく深みがあり、一気に飲み干した。

今日の気候同様、懐も冷えきった我が身にゃ、ラングドックは見逃せない地域なのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-25 22:31 | ラングドック

またまたBeerだ。

Rochefort 10
ロシュフォール10
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我ながらまたビールか…。
この調子だとブログタイトルも“これでBEERだ”になってしまうわ。ほんでなんも掛かってないやんけ。

最近体調が思わしくなく、あまりワインを深く味わえるコンディションでない為、悪しからず。
こんなときでも、仕事後の麦酒は美味い。

この前飲んだ銘柄のNo.10。

改めて調べてみると(Wiki参照)、ロシュフォールとはベルギー、ナミュール州に位置する町名のようだ。
その小さな町にあるサン=レミ修道院で、1595年からそれまでの農業に加えて、ビールの醸造が始められたらしい。400年以上もある由緒正しきビールなり。
それにしても、修道院の経営の為にビールを造る、それって宗教観とかに反しないのかな?
どういった経緯で修道院でビールが造られ始めたのか、興味があるのでまた調べてみたい。

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色はほぼ黒、色だけ見たらコーラ。
ただ見ての通り、もくもくと溢れんばかりの泡立ち。

香りは最初ビターで、そのあとフルーティかつクリーミー。

味わいはピリピリとスパイシーな口当たり。
後味はやさしい苦味の他は意外にあっさり。色黒なのに意外と草食系なのね?って感じ。

しかし飲み進むと口の中に蓄積して行く香ばしさがなんとも心地よい余韻を生み出す。

アルコール度数はなんと11.3%。
No.8(約9%)よりもかなり高い、もはやスパークリングワイン。

色黒だけどあっさり、でも実はとてつもなくパワフル。

とにかく、飲み応えのあるビールなのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-24 23:55 | ビール

禁断のビール

Hoegaarden Le Fruit Defendu

My favoriteなベルギービール、その名も“禁断の果実”。

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ラベルは『フランダースの犬』でネロとパトラッシュが見に行った絵画でお馴染みの画家、ルーベンスによる“アダムとイブ”がモチーフとなっていて、二人がグラスでビールを飲んでいるというなんとも洒脱なデザイン。これだけで惹かれてしまう。

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黒ビールに近い濃色で、グラスに注ぐと泡立ちがとても良い。酵母が生きてる感じ。
香りはリンゴのようなフルーティーさとスパイス、それにヨーグルトのような、コクと旨味を予感させる香りも内包している。
コリアンダーやオレンジピールといったスパイスがうまく生きている。
味わいはしっかりフルボディでとにかく旨い。ビターチョコのような余韻がたまらなく癖になる。

Alc.8.5%とやや高め。ベルギービールはもはやビールというジャンルを超えて、ワインのようにゆっくり飲める銘柄が多い。

容量を踏まえると、値段は張るが、それだけの価値はある、今のところ一番お気に入りのベルギービールなのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-21 22:24 | ビール

ポーチュガル

Vega DOC Douro 2009
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ついに来ました、ポーチュガルのワイン。
個人的に結構好みというか、
今まで飲んできた中で外れが最も少ないと言っても過言ではない国。
この銘柄はまだワインもあまり知らない一年半くらい前に飲んで美味かった記憶を頼りに久々に購入。
あの頃の自分の舌は間違ってなかったのだろうか?

ポートワインの産地、DOC Porto(ポルト) と同地域、ポルトガル北部を東西に流れるドウロ河上流の生産地、Douroの赤ワイン。この地区では赤と白、両方作られている。
土着品種であるトゥーリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、トゥーリガ・ナショナルのブレンド。
ティンタ・ロリスはテンプラニーリョのシノニム。アラゴネスとも呼ばれる。
余談だが、ポルトガルの葡萄は名前がかっこ良くてなんとなく好きだ。
漫画の技名やサッカークラブの名称っぽいとこがある。

それら土着品種をアメリカ、フランス、ポルトガルと各国のオーク樽で熟成したワイン。

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色はやや濃いめのガーネット。
ブラックベリーやオリーブ、干しぶどう、土など、複雑な香り。
酸はとてもスムーズで、香り同様、複雑味のある余韻が長く続く。
コクと甘みが感じられ、口にしてから時間が経つほど広がってくる、土台のしっかりした味わい。
和の精神に通じるかのような、土地に根ざしつつも主張は強すぎず、でもヒト癖あるワイン。
それが今のところ自分が感じるポーチュガルの良さかな。

ベルキューブはハム○、オリーブ○、トマト◎。
一旦栓をして明日にまわそうと思ったが我慢できずにもう一杯。
一年半前の自分は間違ってなかった、やっぱ美味い。
コスパ高し。恐るべきポーチュガル、なのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-17 01:00 | ポルトガル

ビールについても書くのだ。

Trappistes Rochefort 8
ロシュフォール8

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ベルギー発祥のトラピストと呼ばれる上面発酵タイプのビール。修道院でつくられていたというのがこのトラピストの特徴。

色はこんな感じでダークブラウン
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Alc.9.2%とビールにしてはかなり高め。最初の一杯にしては強すぎる気もする。

香りはとてもフルーティで甘い感じ
ちびっと口に含むだけで、しっかりとした苦味と香ばしい旨味が口の中いっぱいに広がる。

じつに美味い。
カフェ気分でゆっくり飲みたいビール。

個性豊かなベルギービールの世界も奥が深くて興味深いのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-16 23:50 | ビール

つかもうぜ・テンプラニーリョ。

Pena Roble Joven 2009
ペーニャ ロブレ ホベン

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スペイン内陸部の赤ワインの名産地、Ribera del Duero(リベラ・デル・ドゥエロ)。
テンプラニーリョ100%。Alc.14%。
ほぼ無農薬の葡萄から作られ、重力を利用した瓶詰め?(ワイナリーHP参照)を採用するなど、なにやらこだわって作られた感じである。まぁこだわりのないワインを見つける方が難しいけど。

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やや濃いめのガーネット。
黒い果実や黒オリーブ、土の香りとバニラやスパイスのエッセンス。複雑で豊かな香り。
酸味は穏やかで落ち着きのある味わい。
コクがありボリューミー。
タンニンはさほど感じないまろやかな口当たり。
果実の味がしっかり濃くて美味しい。

最近少しスペインのワインの感覚的なイメージが出来つつある気がする。
口に含んだ瞬間は、割ととっつきやすくて、飲み込んでから独特の風味が口の中に広がるのだけど、
その独特さを言葉にしてつかみ取れてない。
それがオーク樽が与える味わいなのだ、ろうか…。
いずれにせよ、まだまだ飲み足りないのだ。
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by CH_UZMAN | 2013-01-14 14:50 | スペイン