からすみに合うやつ
Mlecnik Rebla 2005
お知り合いの方から、有り難いことに、自家製からすみを頂戴した。
せっかくなので是非ワインと合わせようと調べてみると、ボッタルガ(からすみ)の名産地でもあるイタリアのサルデーニャ島の白ワインが合うと知り、ショップを巡る。
近所に新しく出来たショップで探すが、サルデーニャは置いてなく、
代わりに魚卵系に合いそうなワインとして勧めてもらった。
これがまだ飲んだことないスロヴェニアのワイン。あな、珍しや。
ソムリエールのトークにも興味が湧き出て、“変態的な”というフレーズにやられて購入。
からすみの食べ方などいろいろ教えてもらい勉強になった。
二日目の方が美味しいとのことなので、帰宅後抜栓し、まずはテイスティングでちびっと。
Alc.11%
葡萄品種はRibolla Gialla (リボッラ・ジャッラ)。
スロヴェニアに隣接するイタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の白の主要品種のひとつらしい。
色は熟成感のある褐色がかった濃いイエロー。
もはや紅茶色だ。この色は熟成のせいなのか?
香りは熟したりんご、梨、プラムのような香りとメントール、ほんのりバニラ。
シェリーのような強めの酸味と口の中が渇くようなタンニンを感じる。
この独特の渋みがイノシシなんかの癖のある肉料理にも合うのだとか。
確かにフルーティなウーロン茶という感じで肉の脂とは相性が良さそう。
渋めのアップルティーと言ったほうが近いかな。
色といい、味わいの深みといい、こんな白は飲んだことない、変わり種。
白というより黄ワインと呼んだほうが良い気もする。
晩酌用に買った手羽元のガーリック風味の脂分とマッチ。渋みが抑えられ果実味が際立つ。
ポン酢で食べるローストビーフに合わせると酸がうまく調和するのか、梨のようなうまみが強調される。
あれ?テイスティング程度のつもりが…。
半分残して翌日へ。
そんで二日目、調味料を調達し、久しぶりにフライパンを取り出して、からすみパスタ。
ソムリエールの話を参考に、ゆずをそえて。
実食。
うんま。大好きです。
ペペロンチーノに搾ったゆずともばっちり合って、
なによりからすみが美味すぎて、
口の中がお祭り騒ぎ。
ワインのほうは香りがよりウッディになり、酸は和らぎ味わいも深まった印象。
この独特の味わいは癖になるかもしれん。
追加でミニサイズをもう一杯。
ちょっとにんにくが強すぎたので調節して。
あぁ、美味かった。
御馳走様でした。
by CH_UZMAN | 2012-12-10 23:20 | スロヴェニア